私の好きな映画クリエイターに、
J・J・エイブラムスという方がいます。

「LOST」「FRINGE」「MI:Ⅲ」
「MI/ゴースト・プロトコル」
などで有名なクリエイターです。

そんな彼が
「J・J・エイブラムスの謎の箱(TED)」

という講演の中で、マジックショップで買った
「謎の箱」について語っていました。

「50ドル分のマジックが入って、たった15ドル」

祖父に買ってもらった「謎の箱」です。

その箱を、ずっと開けずに何十年も持っているのです。

彼は、自身の作品の中でも、
「謎」に対して非常に執着しているのですが、
講演でこんなことを言っています。

「この箱が気に入っているのは、私が何をするにせよ、
 無限の可能性に、潜在性の感覚に惹かれるからなのです。
 それに謎はイマジネーションを引き出すことに気付きました」

謎にはイマジネーションを引き出す力があります。

情報を全て最初から出さないことで、
ずっと引き込まれるものとなるのです。

例えば、「ジョーズ」で冒頭から
サメが姿を見せていたらどうでしょうか?

「エイリアン」が冒頭から
暴れまわっていたらどうでしょうか?

全てを最初から見せてしまうと、
そこでもう完結してしまい、そこから
イマジネーションは生まれません。

つまり、その先を「期待する気持ち」もなくなるということ。

この話で思い浮かんだことがあります。

それは、
アフィリエイトのレビューページです。

あなたのレビューページから、
まだ1件も報酬がないとしたら、

「期待する気持ち」

が反映されているかどうか、
今一度確認してみてください。

レビューページで完結してしまっていませんか?

もし、そうだとしたら、その理由は、
教材自体を見せ過ぎているからです。

レビューページの役割は、
セールスレターへの誘導とも言えます。

その教材に対する、イマジネーションを高めることが必要で、
教材の全ての説明をするためのものではありません。

もちろん、教材についてある程度の説明は必要ですが、
1から10まで全て説明づくしにしてはダメなのです。

レビューページで説明を受け、
また、セールスレターで同じことが書いてあれば、
読み手を「ウンザリ」させてしまうだけです。

そんなことより重要なのは、「期待する気持ち」
を持ってもらうことです。

レビューページで必要なのは、
あなた自身が、「どう感じて」「どうなったか」です。

説明を主体にするのではなく、
あなた自身を主体にして書くこと。

何もかも書く必要はありません。

あなた自身が、一番感銘したことを具体的に書く事で、
読み手はそこに興味を持ち「期待する気持ち」も高まります。

「期待する気持ち」を持たせなければ、
次のセールスレターに行くまでもなく判断されて、
そこで完結して終わりです。

J・J・エイブラムスの様に、
レビューページに「謎の箱」を残すことで、
イマジネーションを引き出す工夫をしてください。

そうすることで、あなたのレビューページは、
「売れない」から「売れる」へと変化していくでしょう。