主婦のAさんは、
旦那さんと子供の3人暮らし。

3ヶ月前にアフィリエイトを始め、
家事の忙しさもあり、まだ、
報酬が発生していません。

彼女がアフィリエイトを始めた理由は、
副業で自由になるお金を増やしたかったから。

なぜなら、ショッピングが大好きだからです。

「月5万円稼げたらうれしいな~」

こんな感じで、
特に、大きく稼ぐつもりはありませんでした。

一方、サラリーマンのBさんは独身。

同じく3ヶ月前にアフィリエイトを始め、
まだ、報酬が発生していません。

彼がアフィリエイトを始めた理由は、
借金を返して、独立起業したかったから。

「まずは100万稼いで借金を返すぞ」

こんな感じで、
大きく稼ぐことを夢見ていました。

そんな二人が、ある日、
同じキャッチコピーを目にしたのです。

「掃除・洗濯・育児に毎日大忙しの主婦が、
大好きなブランドものを旦那さんに気兼ね
せずに自由に買える。片手間で月5万円を
安定して稼ぎ続けられる方法を伝授します」

このキャッチコピーを見て目が輝いたのは主婦のAさん。

サラリーマンのBさんは見向きもしません。

これは当然のことで、この記事は、
まさしく主婦Aさんに訴求しているようなものだからです。

これを見た主婦Aさんは、
「私のための方法を教えてくれる!」

と、思ったはずです。

この時、彼女は、
大きく感情を動かされたに違いありません。

「でも、それって本当?」

と懐疑心を強く持ちながらも、
自分のためのような方法であるため、
その先が気になって仕方なくなるはずです。

では、そのキャッチコピーが、
こんな感じだったらどうでしょうか?

「アフィリエイトを始めたけど、報酬は0円のまま。
そんなあなたに、誰でも稼げる全く新しい秘密の方法を教えます」

2人共に当てはまる内容ですが「報酬は0円」以外に

「主婦Aさん」「サラリーマンBさん」

に、直接的に訴求している部分はありません。

これだと、2人共がその先を読み進める
可能性はあったとしても、あまりにも
訴求力が薄いため感情が動かされません。

結局、2人共に行動してもらえない結果となるでしょう。

つまり、より多くの人に広範囲に集めようとすればするほど、
感情を動かせないということです。

上記の例では、
キャッチコピーを広範囲にしていることで、
結局は、2人共の感情を動かせないでしょう。

でも、完全に対象を絞ることで、1人は無視した形になっても、
片方には強い感情を抱かせられる訳です。

ライティングでは、この意識を持っておかないと、
いつまでたっても読者さまの心を動かせません。

まずは感情を動かさないと、
人は話すらまともに聞かないということ。

ライティングテクニック云々の前に、
たったひとりに対して訴求してください。

そうしたからと言って、主婦Aさんと、
全く同じ状況の人だけしか来ないわけではありません。

その層に近い人も集まりやすくなるのです。

ライティングテクニックによって
感情を動かす文章術を使う前に、まずは
集めようとする人を絞り込んでください。

それが感情を動かせない理由の
大前提であることを知ってくださいね。

「誰に対して書いているのか?」
記事を書くとき、その意識は重要です。
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サラリーマンだけでは感情を揺さぶれない