「信頼感の伝わる文章が書けない」
「行動させる文章が書けない」

こういう悩みはとても多いです。

しかし、その前に、
乗り越えなければならない壁があります。

それが、コピーライティングで言う「読まない壁」。

「そもそも初めから読まれていないのでは?」

あなたは、そんな風に感じたことがありませんか?

「ブログ訪問者は記事を読む」
もし、そう思われていたとしたら、それは大きな勘違い。

そういう意識でブログ記事を書いていたとしたら、
「読まない壁」を自分で補強しているのと同じです。

「ブログ訪問者は記事を読まない」という前提で書くこと。

なぜなら、興味・関心を引くことを意識せずに、
読まれていて当たり前という気持ちで書いてしまうからです。

興味・関心を引くことが読む体制をつくる

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読まない壁を打ち破るには、まず先に強く興味・関心を引くこと。

そうしないと、
「信頼感の伝わる文章」がその先にあっても、、
「行動させる文章」がその先にあっても読んでもらえません。

強く興味・関心を引き、読まない壁を打ち破ることで、
その先の文章を読んでもらうことができるのです。

例えば、想像してみてください。

あなたが自分の得意分野のセミナーを会場で開き、
受講者が集まったとしましょう。

受講者はあなたの話に聞き入り、大満足して帰って行きました。

そのセミナー内容を、公園の広場で
たたずんでいる人達に対してやれと言われたらどうでしょう。

あなたは、会場でのセミナーと全く同じ内容の話をしますか?

そんなことをしても誰も真剣に話を聞いてくれませんよね。

その状態で、まず考えるべきことは、
まず先に、興味・関心を引くことではないでしょうか?

そうして初めて、聞く体制に入ってもらえるわけです。

セミナー会場に集まる人達は、
あなたに興味を持ち、話を聞きたくて来ています。

しかし、公園では誰もあなたの話なんかに興味がありません。

だからこそ、読む体制に入ってもらうために、
まず、強く興味・関心を引くことが重要なのです。

ブログ訪問者に興味・関心を引く必要性

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もちろん、ブログに訪問してくる人の中には、
強い興味・関心をすでに持っている人もいます。

でも、多くの訪問者は、検索エンジンやSNSからやってきます。

検索エンジンからの訪問者は、
検索結果に表示されたいくつもの選択肢の中から
あなたのブログを選んでやってくるわけです。

SNSからの訪問者は、なんとなく来る場合が多く、
それと比べると、検索エンジンから来る訪問者の方が、
まだ興味・関心を持っているとも言えます。

しかし、あなたのブログは、
他にも山のようにある選択肢のひとつに過ぎません。

×ボタンを押してサヨナラしても、
代わりはいくらでも指先だけで表示できるのです。

わざわざセミナー会場に足を運んでくる
興味・関心の度合いとは比べ物にならないほど希薄なもの。

だからこそ、強い興味・関心を引く必要があるのです。

「読まない壁」はコピーライティングの大原則の一つ

そもそも、「読まない壁」は、
コピーライティングで有名な「3つのNOT」のひとつです。

NOT READ(読まない壁)
NOT BELIEVE(信じない壁)
NOT ACT(行動しない壁)

これら3つの壁は、コピーライティングを語る上で重要。

その中でも、「読まない壁」は、
ここをクリアしないとその先が生きてこない壁でもあります。

コピーライティングの大原則として、
一番意識しておく必要性のある重要テクニックだと言えますね。

読まない壁を打ち破る2つの文章テクニック

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では、ブログ記事で、
このコピーライティングのテクニックを使い、
興味・関心を引くためには、一体どうすればいいのか?

ブログ記事で興味・関心を引くには2つの要素が重要となります。

■記事タイトル
■書き出し

この2つについてそれぞれ解説していきますね。

記事タイトルで読まない壁を打ち破る

ブログ記事で興味・関心を引くには、
入口となる記事タイトルが一番重要です。

では、興味・関心を引く記事タイトルの要素とはどういうものなのか?

「面白おかしい言葉を並べること?」

いいえ、違います。

それは、

「訪問者の悩みや欲求を、
ズバリ解決へ導いてくれると期待感を持たせること」

です。

その記事を読む理由を訪問者に与えなくてはなりません。

訪問者が求めているのは、悩みや欲求に対して、
「その記事を読めばどうなれるのか?」ということです。

それを期待させるということです。

ここでは、今読まれているこの記事のタイトルで解説しますね。

「コピーライティングの大原則!読まない壁を打ち破る2つのテクニック」

この記事タイトルのポイントは3つです。

記事タイトル3つのポイント

数字を使うことで目を引きインパクトを高めている。

「~のテクニック」「~の方法」「~の秘訣」「~のルール」などのような、
具体性を示す文言を使うことで、読むことで得られる具体性を期待させている。

「読まれるブログになる」という得られるベネフィットを「読まない壁を打ち破る」
という文言で伝えることにより、記事を読む理由を訪問者に期待させている。

※ベネフィットをご存知ない場合はこちらの記事をどうぞ。
ベネフィットとは?意味と使い方をメリットと比較解説

この3つのポイントを、
あなたの記事タイトルに組み込むことで、
読まない壁を打ち破ってみてください。

書き出しで読まない壁を打ち破る

記事タイトルと同様、
ブログ記事で興味・関心を引くには、
書き出しが大きな役目を果たします。

では、興味・関心を引く書き出しの要素とはどういうものなのか?

これも、記事タイトルでお伝えした通り、

「訪問者の悩みや欲求を、
ズバリ解決へ導いてくれると期待感を持たせること」

なのですが、少し状況が違います。

なぜなら、書き出しを読み始める人は、
「記事タイトル」をすでに見ているからです。

「記事タイトル」での情報を踏まえた上で、
読み始めているので、基本的には、

「訪問者の悩みや欲求を、
ズバリ解決へ導いてくれると期待感を持たせること」

であっても、必ずしも、そうでなくてもいい訳です。

では、具体的にどうすればいいのか?

ポイントは3つです。

書き出し3つのポイント

訪問者の悩みや欲求を問題提起することで、
気付いている悩みを更に炙り出し、読むべき理由を引き上げる。

「どうなれるのか?」という結論を先に打ち込むことで、
読み進める意味を与える。

体験や事例をストーリー形式で語ることで、
読み手を引き込みその先を期待させる。

今読まれているこの記事は、
「問題提起」の書き出しで書いています。

「そもそも初めから読まれていないのでは?」

あなたは、そんな風に感じたことがありませんか?

と、書き出しで問題提起している訳です。
その前後の文章も問題提起に関わる文章になっています。

書き出しをこうすることで、
悩みや欲求を再確認し、読むべき理由を引き上げている訳です。

「どうなれるのか?」という結論を先に打ち込むパターンについては、
そのまま結論を先に語るということです。

例えば、下記なんかが、結論を先に語っている記事です。

わかりやすい例ですので書き出しの参考にしてください。
ブログを読ませたい?ライティングテクニックを10倍生かす1つの要因

ストーリー形式については、下記の記事を参考にしてください。
村上春樹さんの書き出しに感銘!あなただけのストーリーはきっとある

まとめ

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コピーライティングの大原則、
読まない壁を打ち破り、読む理由を作りだすには、
興味・関心を引くことが重要だとお伝えしてきました。

ブログ記事で興味・関心を引くには、

■記事タイトル
■書き出し

この2つの要素に、お伝えしたそれぞれのテクニックを使い、
読まない壁を打ち破ることです。

読まれているのが当たり前だという前提で記事を書くと、
そもそも初めから読まれない文章になってしまうだけです。

「ブログ訪問者は記事を読まない」という前提で書いてください。

そうしないと、興味・関心を引くという意識が薄れ、
読ませようという書き方にならず、結果的にも読まれません。

2つのテクニックを使い、読まない壁を打ち破ることで、
あなたのブログを「読まれるブログ」に変えてくださいね。