ebbinghaus01
情報をインプットして活用するには、
ただ読むだけでは意味がありません。

なぜなら、人はすぐに忘れてしまうからです。

1週間前に読んだだけの
ブログの内容なんて正確に覚えていませんよね?

読むのに費やした時間を活かすには、
忘れにくいインプットをするべきです。

今日は、インプットとアウトプットの具体的活用法を、
エビングハウスの忘却曲線を使ってお伝えしますね。

エビングハウスの忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線の画像

ドイツの心理学者、
ヘルマン・エビングハウス博士がある調査をしました。

インプットした単語を忘れてしまう過程を、
時間毎にグラフ化したのです。

それが、
エビングハウスの忘却曲線というもの。

その忘却率は、





この実験結果からわかる様に、
インプットしてすぐ急激に忘れてしまいますが、
徐々に忘却率は緩やかになっていきます。

つまり、
インプットしても反復しなければ、
ほとんど忘れてしまうということ。

長期記憶と短期記憶

あなたは、自分の名前を憶えていますよね?

記憶喪失でない限り、
自分の名前を忘れてしまう人は滅多にいません。

でも、それは何故でしょうか?

自分の名前は、人に呼ばれたり、書いたり、
事ある毎に耳にし目にしています。

短期記憶として入った情報を何度も繰り返すと、
その情報は重要だと認識され、いずれは
長期記憶として保存されるのです。

これらの事が、もしなかったら、
自分の名前さえも即座に出てこないかもしれません。

反復することは、インプットする上でとても大事。

でも、エビングハウスの忘却曲線でわかるように、
反復の間隔がインプットを効率化させるということ。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

インプットとアウトプットの活用法

インプットとアウトプットの活用法を、
3つご紹介します。

ノート等にポイントを書く

ノートに実際に書きだすことで、
記憶に定着しやすくなります。

そして、何より、自分で書いたものですから、
必要な時に見直す時にとても便利です。

即、実践する

インプットしたことを、即、実践する程、
記憶に定着され深く理解できます。

あとで実践するのではなく、即、実践。

インプットとアウトプットですね。

間隔をあけて反復学習する

インプットするにしても、その間隔はとても重要です。

一気に頭に入れようとするよりも、
間隔をあけた方が良いということ。

例えば10分で読める情報を、3回読むと仮定します。

その場合、一気に3回30分かけて読むよりも、
最初に10分かけて1回読み、その1時間後と、
翌日に読む方が記憶定着しやすいのです。

そして、更に繰り返せば繰り返す程、短期記憶であった情報が、
長期記憶として保存されるようになります。

こういった、
脳のメカニズムを利用する方法は見落とされがち。

「1回読んで終わり」
「3回一気に読んで終わり」
「実践は後回し」

これでは、
それに費やした時間が無駄になるだけです。

エビングハウスの忘却曲線で、
インプットとアウトプットを活用し、
時間を効率的に使うようにしてくださいね。