巨人が支配する、
人類が餌となる世界。
自由と引換えに、高さ50mの壁を作り、
100年間、巨人の侵入を防いでいた。
主人公は、10歳の少年、
エレン・イェーガー。
エレンは、巨人に襲われない平和に満足し、
外の自由な世界を忘れてしまった人々を、
食って寝るだけの家畜同然だと思っていた。
人々は、壁を壊して巨人が入ってきたらどうするんだという
エレンを嘲笑い、100年間なかったから大丈夫だと安心しきっていた。
しかし、そんな時、突如、超巨人が壁を壊して街に侵入し、
人類をむさぼり始める。。。
「進撃の巨人」は、そんな感じなので、
ハッキリ言ってスマートな内容ではない。
しかし、物語としてのテーマが深く、
セリフの一つ一つが妙に突き刺さってくる。
その部分にとても引き込まれた。
伏線も多彩に散りばめられ、
展開もかなり面白い。
実は、アニメはよく見る方ではないのだが、
「進撃の巨人」は欠かさず見てしまう。
特に、主人公エレン・イェーガーの親友、
アルミン・アルレルトのセリフが意味深い。
アルミンは、いじめられっ子だが、
主人公エレンと同じく、外の世界に憧れている。
巨人が出現する前に、アルミン・アルレルトは
こんなセルフを語っている。
このセリフから思い浮かぶのは、今の日本であり、
安心しきって、なんの危機感もなく働いている
サラリーマンでもある。
一方、主人公エレン・イェーガーは、こんなセリフを語っている。
つまり、自由な世界を求めているのです。
囚われた現状に順応したままで、
安心を得ることはできません。
会社で働けば、
時間を費す対価として稼ぐことができます。
しかし、
その会社自体は永遠に存続するのでしょうか?
存続させてもらえるのでしょうか?
他者に依存することほど、
怖いことはありません。
必要なのは、何があっても安心できる、
自分自身で稼ぐ力を身に付けることです。
あなたの自由は、その先にしかないのです。
自由を求める意思は、あなた自身の価値を高め、
どんな状況下でも屈しない力の源です。
その力の源を、他者による影響で、
決して奪われないでください。
そして、どんなことがあろうと、
その意思を手放さないでください。
アニメは何年かぶりにハマりましたが、
進撃の巨人は、そのテーマと、物語の伏線・
展開・セリフ、全てにおいて相当良かったです。
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「アルミン・アルレルトに興味が湧いた」
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