稚拙(ちせつ)な文章とは、幼稚で未熟な文章のこと。
ブログ記事を読んでいて、
「この人の文章って稚拙だな~」
なんて思われたら、内容がいくら良くても、
書き手の信頼度はガタ落ちです。
しかし、稚拙な文章というのは自分ではなかなか気付けないもの。
なぜなら、その原因を意識していないからです。
「言われてみてはじめて気付いた」
という人はとても多いですからね。
あなたが思う以上に、読み手は、
文章が稚拙だと思っているかもしれませんよ。
稚拙な文章の原因を知ることで、
今一度、自分の文章を読み返してみてください。
きっと大きな気付きがあるはずですから。
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目次
ブログ記事によくある5つの稚拙な文章例
では、実際にその原因として、
どのような文章例があるのか。
数多くのブログ記事添削をしてきた中で、
よくある5つの事例を見ていきましょう。
同一語尾の連続使用
「~です」「~した」「~ます」など。
同じ語尾の終わり方を連続して使うと、
稚拙な文章に見えてしまいます。
下記の例文を読んでみてください。
会場に入って席に着くと、
「セミナーはじめてなんですよ」
と、隣の人に声をかけられました。
話しているうちに、「もしかして○○さん?」と聞かれ、
メールでやり取りしたことのある人だと気付きました。
こんなことってあるんだな~って思いました。
句点「。」の語尾がすべて「~した」で4回連続しています。
基本的には、
同一語尾の連続使用は2回迄を限度にした方がいいです。
できれば2回もしない方がいいですが、
そうもいかない場合もありますからね。
読み返して気付いたら、語尾を調整しましょう。
例えばこんな感じです。
会場に入って席に着くと、
「セミナーはじめてなんですよ」
と、隣の人に声をかけられたんです。
話しているうちに、「もしかして○○さん?」と聞かれ、
メールでやり取りしたことのある人だと判明。
こんなことってあるんだな~って思いました。
※さらに詳しい実例はこちらの記事をどうぞ。
→ 超初心者がブログ記事でやってしまう違和感のある表現
ダラダラと長すぎる一文
句点「。」までの一文が、やたらに長く続く文章。
結局何が言いたいのかすらも頭に入りません。
下記の例文を読んでみてください。
「セミナーはじめてなんですよ」と、隣の人に声をかけられ、
話しているうちに、「もしかして○○さん?」と聞かれてビックリ
したんですが、メールでやり取りしたことのある人だと判明し、
こんなことってあるんだな~って思いました。
もっと長く書く人もいますが、
ブログ記事では上記でも長いくらいです。
接続詞を多用して話を繋げる人も多いですしね。
ダラダラと書き綴ると
読み手は頭で内容をイメージしにくくなります。
句点「。」までの一文は
長くし過ぎないようにしましょう。
短すぎる一文の連続
ブログ記事では、基本、一文は短くした方がいいのですが、
短すぎる一文を連続して使うのは稚拙な文章だと言えます。
下記の例文を読んでみてください。
会場に入ると隣の人に声をかけられました。
話すうちにメールでやり取りしたことのある人だと気付きました。
こんなことってあるんだな~って思いました。
説明するまでもなく稚拙な文章ですよね。
もちろん短すぎる一文はあって良いのですが、
そればかりではダメだということです。
※1行ばかりの段落はリズムのない文章となり良くありません。
→ ブログ記事のレイアウトでリズムある書き方をする
断定的な語尾を多用し過ぎる
「□□は△△なんです」「□□は△△なのです」というような、
断定的な語尾を多用し過ぎると、稚拙な文章に感じてしまいます。
ブログ記事では断定的な語尾を使う場面も必要ですが、
使いすぎは逆効果。
例えば下記の文章を読んでみてください。
一番重要な要素なんです。
なぜなら、アフィリエイトは、
文章で人を動かす仕事だから。
「集客」「マーケティング」「デザイン」
これら3つも確かに大切です。
しかし、ひとつ、その力が欠けたとしても、
ライティングができれば稼げるんです。
「~んです」が離れて2箇所出てくるだけですが、
これでもハッキリ言って、ウザイ文章ですよね。
断定語は効果的に使わないと、
多用するとウザく稚拙な文章に
成り下がるだけなので気を付けてください。
例えばこんな感じに改善しましょう。
一番重要な要素です。
なぜなら、アフィリエイトは、
文章で人を動かす仕事だから。
「集客」「マーケティング」「デザイン」
これら3つも確かに大切です。
しかし、ひとつ、その力が欠けたとしても、
ライティングができれば稼げるんです。
1箇所省いただけでも、
だいぶ印象が変わったと思います。
※語尾の使い方にはこんな方法もあります。
→ 体言止めとは?例文で意味と使い方を徹底解説
文章の無駄が多すぎる
文章にボリュームはあるけど読み手に伝わらない。
その原因のひとつに、
文章に無駄が多いことがあります。
例えば、下記の文章を読んでみてください。
稼げるノウハウだったとしても
継続出来なかったら意味がありません。
継続出来なければ稼ぐ事は出来ないのです。
この文章は、ブログ記事添削での実例ですが、、
同じことを何度も繰り返しているだけです。
意図的に繰り返す事で効果を得る場合もありますが、
この例では逆効果です。
下記のように無駄を削って調整しましょう。
であったとしても、継続出来なければ稼げません。
無駄を削ると読み手の頭に入ってくるはずです。
同じことや同じ言葉を繰り返すだけの
稚拙な文章にならないようにしてくださいね。
気付かなかった問題点を改善しよう
稚拙な文章によって、
折角書いた文章を読まれなければ悔しいですよね?
ブログ記事の内容以前のことで、
読み進められなかったら元も子もありません。
ブログ記事によくある5つの稚拙な文章例を意識して、
自分の文章を読み返してみてください。
原因を頭に入れて読み返すことで、
今まで気付かなかった問題点が見えてくるはずですから。