商品を売るためには、
商品の先にあるものを伝えること。

私たちがするべきことは、
物や情報を与えるだけではありません。

その先にある感情を与えること。

その意識がなければ、あなたのビジネスは、
理念のない生活手段でしかないということです。

例えば、私は過去に注文住宅のセールスをしていましたが、
単に家を売るということではなく、その先にある生活を
お客様と共に夢見て喜ぶことが自然とできていました。

なぜなら、仕事だと割りきって、
いやいや家を売っていてもなんの達成感もないからです。

そう心から思うようになったのは、
私自身が金儲け主義者の一員であった過去のおかげとも言えます。
アマツカゼのプロフィール

自分が人に商品を売って、
お客様が得られるものはなんなのか?

「商品?」

いいえ、それだけではありません。

商品を手にすることで得られる、
「喜び」「楽しさ」「驚き」「幸せ」

そこから生まれる物語。

それらは、
お客様と自分との出会いがあってこそ生まれたものです。

私自身、お客様と直接関わる、
セールスという仕事をしていたので、
何度もそれを実感してきました。

例えば、昔、注文住宅を契約をしたとき。

「あんたやから買うんやで~」

と、お客様に言われたことがあります。

その時の言葉や情景は、
今でも心に焼き付いて離れません。

そのお客様は、ご近所にも、
「この人は誠実にすごく良くしてくれるで~」
と紹介してくれて、実際契約にまで至りました。

これって、契約できた喜び以上に、心からこみ上げてくる、
人としての喜びを感じられた出来事だったんです。

お客様に商品を売ろうとする意識ではなく、
お客様と感動を共有する関係を築くこと。

それが、

「その先の感情を与えること」

と、自然となっていきます。

ただし、その気持ちは見せかけではなく、
本心・良心からくるものでなくてはなりません。

今あなたが、そう心から思えなくても、
お客様が得られる感情を一緒になって共有してみてください。

その意識を継続して持ち続けることで、
いつかあなたも、本心・良心から
そう思えるようになってくるものです。

ビジネスの目的は、商品を売って対価を得ること。

しかしそれは、真実の価値を伝えて、
お客様に喜びを与えることでもあります。

その気持ちがなければ、
ドラマに出てくる悪人の取引と同じですよね。

本心・良心にもとるビジネスによって、
お客様に商品を売るだけではなく、感動を共有
する関係を築くことに意識を向けてください。

心からその気持ちを持つことが、
あなた自身に本当の喜びをもたらすこととなるのです。

あなたのビジネスを繁栄させるためにも、
商品の先にあるものを見続けてくださいね。

私がしていたセールスの世界は、
お金を稼ぐことを第一義とする人が集まる異質な世界でした。
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