セールステクニック
モノを売るにはセールステクニックの習得が不可欠です。

しかし、それだけでは、一時的にモノは売れても
継続的に売り続けることはできません。

なぜなら、
モノを売る本質的な要素を理解しきれていないからです。

セールステクニックを凌駕するその本質とは、「お客様第一主義」

「な~んだ。偽善者がよく言う当たり前の精神論か」

と、あなたは思われているかもしれません。

しかし、私は断言します。

この本質を理解しきれていないと、
継続的にモノを売ることはできません。

ただし、勘違いしないで欲しいことがあります。

「お客様第一主義」とは、お客様は神様で、
なんでも言うことを聞いて崇めたてることではないということ。

自分の利益よりもお客様の喜びを第一義とすることです。

お客様の悩みを解決し、満足していただくことに、
喜びを感じる気持ちを先に持つことが重要です。

自分の利益より先に、
この気持ちを本心から持てるようになれば、
その想いは必ずお客様に伝わります。

セールステクニックをいくら駆使しても得られない、
お客様が心で感じる強固な信頼を得られるのです。

なぜそこまで言い切れるのか?

それは私自身セールスマン時代に、
お客様第一義主義ではなかった頃があったからです。

私は、訪問販売の飛び込みセールスから、
セールスマンとして働いてきました。

違法なことはないまでも、モノを売りさえすれば
それでいいという気質の会社に居たこともあります。

セールステクニックを叩き込まれ、
毎日上司から罵倒されながら、
言われるがままに訪問し続けていたのです。

金儲け主義者に囲まれ、気が付けば自分自身もその一員。

自分の利益を優先し、
お客様第一主義は二の次だったと言えます。

※アマツカゼのプロフィールはこちら。
金儲け主義者に囲まれ自覚しながら続けた仕事

その後、電話営業から、最終的に住宅営業を
経験しましたが、長くセールスマンをしていると
自分のしていることに疑問を抱き始めるものです。

「このままでいいのか」

「自分はいったい何をしているんだろう」

そういう気持ちから、セールスや仕事のことだけではなく、
人生や生き方についてまでも深く考えるようになり、
次第にそれまでの苦い経験を省みるようになりました。

お客様に対する気持ちが変化し始めたのです。

つまり、心の底から本心でお客様の悩みを解決し、
喜んで頂きたいという気持ちが芽生えてきたということ。

この気持ちの変化によって、
お客様から返ってくる反応は大きく変わり始めました。

私はそれまでにも、トップセールスを経験していましたが、
お客様の感謝の度合いが違ってきたのです。

セールステクニック的には変わりがなくても、
心の持ち方が変わったことで、お客様から
紹介をそれまで以上に多く頂けるようになりました。

セールスマンにとって、紹介をたくさん頂けることは、
継続的にモノを売るために一番必要なことです。

お客様のためにという気持ちが、
結果的には、更なる継続的な成果をもたらすということ。

「売るために」という気持ちには、
「売られたくない」という反発しか返ってきません。

売って終わりのセールスマンではなく、
売ってからも感謝と信頼で結ばれている関係。

これを生み出せたのは、セールステクニックではなく、
本心からお客様第一主義を貫けたからです。

私自身、最終的には住宅営業所の責任者となりましたが、
この考えだけは、自分自身の中で貫いていました。

今は、ネットビジネスに転身しましたが、
同じビジネスである以上、この考えは変わっていません。

人が、

「な~んだ。偽善者がよく言う当たり前の精神論か。」

と言おうと、長年、セールスマンとして、
悩み苦しんできた経験からくる答えです。

お客様第一主義は、
どんなビジネスを行う上でも、セールステクニックを
凌駕するという考えは変わりません。

もちろん、セールステクニックは不可欠で、
大前提として学ぶべき当たり前のこと。

しかし、継続的に売れるようになるためには、
お客様の悩みを解決し、喜んでもらうことに、
自分自身が喜べる心を育てることが必要です。

心の底からそう思って、お客様第一主義を貫くことで、
あなたのセールステクニックは10倍生かされることでしょう。

これは一時的にモノを売るのではなく
継続的にモノを売るのに必要な心構えですからね。

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